ウーパールーパーの飼い方2024 ⑧ 日常管理 水温編 夏

こんにちは!! うぱおです!!

いや~! 暑いですね~!! 夏ですね~!! 海行きたいですね~!! 梅雨はどこに行ったんだか、一気に夏に突入してしまった感じですが、暑さに負けずに頑張りましょう!!

夏といえば、うぱちゃんの場合、気になるのは暑さ対策ですね~!!

という訳で今回はウーパールーパーの夏の暑さ対策についてお話ししたいと思います!!

①ウーパールーパーの適水温って何℃??

まずは、うぱちゃんの適水温を考えてみましょう!!

 

原産地のソチミルコの年間気温の推移は、大体年間通じて最高気温20~25℃、最低気温は10℃前後となっております。

 

水温は必ずしも同じようには推移しないでしょうが、これより高かったり低かったりすることは少ないかと思います。 

という訳で、ウーパールーパーの適水温は10~25℃程度といった感じでしょう!!

実際のソチミルコの水温を考えると、莫大な水量の水温がすぐに変動するとは考えづらく、恐らく最高気温最低気温の中間くらいで安定しているものと推測できます。そう考えると、最適温度は恐らく15℃~20℃くらいだろうと思います。

実際に飼育してみると、高水温に弱いなどと言われていますが、25℃程度で飼育しても特に食欲が落ちることもなく、元気にしてくれます!!30℃近くになったからといってすぐに死んでしまうという事もまずないかと思います。ネットで調べていたら、33℃でも大丈夫だったとか、34℃で何匹か死んでしまったけど残りは大丈夫だったとか、結構な高水温でも死ななかった例はたくさんあるようです。

恐らくうぱちゃんの限界温度は33~35℃くらいだと思います。基本は25℃を目指して、何かあっても30℃以下に保つようにしてあげましょう!!

 

②では夏場はどうすればいいの??

では実際に飼育する上で、どのようにすればいいのでしょうか?? 

まず、夏場の水温は25℃くらいを目指しましょう!!

最近の日本の夏は平気で35℃以上になります。そのままの温度では、人間ですら熱中症になってしまう温度です。その中に何も対策なしにうぱちゃんを飼っていたらもちろん死んでしまいます。うぱちゃんに限らずほとんどの生き物は死んでしまう温度だと思いいます。生き物を飼う以上は責任もって必ず暑さ対策をしてください。

 

③どうやって温度を下げるの??

では実際に水槽の温度を下げるにはどのような方法があるのしょうか??

a.エアコン

b.水槽用ファン

c.水槽用クーラー

一般的に水槽の温度を下げる方法とすると、以上のような方法があげられます。

 

まずaのエアコン!! これは犬猫を飼育している方なんかでは当たり前のようにやられていることですが、エアコンで部屋自体の水温を下げてしまいます。当然水槽の温度も下がりますし、人間も快適に過ごせますのでおすすめです!! 気になる電気代も今のエアコンは省エネにできているので、普通の生活でオンオフさせるのと大して変わらないような電気代の場合が多いですね。当然、設定温度や部屋の広さ断熱状況などにもよると思いますので、やや高めの温度設定(27から30℃程度)にしておいて、プラス水槽用ファンで温度を下げるというのがおすすめですね!!

 

次のb水槽用ファンは、水面にファンで風を当てると水が蒸発して、その際に気化熱を奪うので水温が下がるというものです。電力も少ないので電気代も気にせず使えますが、良いところ4℃程度しか下がりません。40℃近くになる夏のピーク時にはこれだけでは不十分ですね。初夏や秋などの最高気温30度程度の時期でしたら、これで十分対応できると思います。

 

最後はcの水槽用クーラー!! これは十分な容量のクーラーを取り付ければ、確実に温度は下げてくれます。しかしながらいくつか問題がありまして、本体が高額、電気代も高額、排熱がある為部屋がさらに暑くなる、別にポンプなどが必要、結露するといった具合です。

まずペルチェ式という小型水槽用の比較的安価なもので3万円近く、コンプレッサー式の物だと水を回すポンプなども考えると10万円近くになります。さらに対応水量は大体周辺温度35℃で設定されているので、40℃を超えるよな部屋ではワンランク、ツーランク上の機種を使わなければまかなえません。さらに水を冷やした分の排熱は部屋の中に出るため室温はさらに上がってしまいます。室温が高く水温が低いと水槽のガラス面は結露してしまい下手をすると周りは水浸しなんてこともありますね。家に帰って排熱によってさらに厚くなった室温をエアコンで下げるなんてこともあるかと思います。

 

という感じですので、うぱちゃん&飼い主さんの両方にやさしいのは、エアコン+水槽用ファンの組み合わせだと思いますね。

 

④温度変化について

うぱちゃんの温度についてもう1点注意があります。それは温度変化についてです。ウーパールーパーは両生類で変温動物なのですが、この変温動物にとって温度変化っていうのも結構重要なことになるんです。

変温動物にとって水温変化1℃は、我々でいうと6℃に値するといわれております。という事は5℃変化すると30℃の変化があるようなことになるんです。そう考えるとこの温度変化は、うぱちゃんにとってのストレスになりかねないですよね。 

夏の暑さ対策で、凍ったペットボトルを水槽に入れてしまう人がいるんですが、これは急激に温度を下げて、またすぐに元に戻るだけです。この温度変化は少なからずストレスになるかと思いますので、このような暑さ対策はしないようにして下さいね!!

ただし、凍ったペットボトルには別の使い方がありますので、これはこれで準備しておくことはお勧めします。それは、夏場の水換えの時です。夏場の水道水は30℃を超えていることも多く、そのまま足すのは少し高い温度になります。ですので、凍ったペットボトルを入れて温度を下げてから足してあげるのが良いですね。

 

というわけで、うぱちゃんの夏の温度対策は、エアコンや水槽用ファンなどを使って、

・水温25℃以下を目指す事

・水換えの際の水道水の温度にも注意して水換えをする事

の2点に注意して管理をしましょう!!

 

どうしても水温が25℃を超えてしまう場合は、30℃程度までは大丈夫だとは思いますが、高温により酸欠や水質悪化になりやすくなるので、良く水換えをしたり、エアレーションや投げ込みフィルターを追加すると良いでしょう!!

 

という事で、しっかりと暑さ対策をして、夏場を乗り切ってくださいね~!!